伊丹・灘五郷の清酒の楽しみ方

How to enjoy SAKE, ITAMI and NADAGOGO

Q1: 伊丹と灘五郷の清酒の味にはどんな特徴がありますか?

麹に使う「麹米」、醪(もろみ)に使う「掛米」のいずれもしっかり精米した白い米を使って造る「伊丹諸白」は、のどごしがすっきりとして、酸味と甘みのバランスが良いという点が、江戸において「下り酒」として好評を博しました。さらに、ミネラルが豊富な宮水で仕込む灘五郷の酒は「男酒」とも言われ、淡麗な風味、後味のキレの良さが特徴的です。

伊丹と灘五郷の清酒の味にはどんな特徴がありますか?

Q2: 伊丹と灘五郷の清酒と相性の良い料理は何ですか?

蔵元や種類によっても変わりますが、基本的にすっきりと辛口寄りのお酒が多いため、あらゆる料理に合うと言われています。お刺身や煮物などの和食はもちろん、チーズを使ったイタリアンや、ステーキと一緒に味わっても、すっと口に馴染みます。冷酒、常温、燗酒と飲み方を変えることで、ペアリングの幅も広がります。

伊丹と灘五郷の清酒と相性の良い料理は何ですか?

Q3: 「飲む」以外に、日本酒はどんな楽しみ方がありますか?

料理やお菓子作りに使うという楽しみ方があります。煮物に使うことで煮崩れを防いでくれたり、焼き菓子に混ぜ込んでお酒の風味を楽しんだり。また、白米を炊く時に、お水に大さじ1〜2杯だけ日本酒を足すと、まるで新米のようにツヤのあるご飯が炊き上がります。

「飲む」以外に、日本酒はどんな楽しみ方がありますか?

Q4: 日本酒をお土産として選ぶ際、おすすめの選び方はありますか?

酒蔵など産地で購入する場合は、そこでしか買えない限定商品や、新酒やひやおろしといった、その時期しか出回らないお酒を選ぶと特別感が増します。また、一定の条件を満たす国税庁指定の地理的表示「GI灘五郷」の認定酒である「灘の生一本」という銘柄もおすすめです。複数の蔵が同じ名称・色違いのラベルで出しているので、飲み比べはいかがでしょう。

日本酒をお土産として選ぶ際、おすすめの選び方はありますか?

Q5: おいしさをキープするため、保存する際に気を付けるべき点とは?

未開封の日本酒は、光が当たらない涼しい場所に置いておけば、だいたい製造後1年程度はおいしく味わえます。一度栓を開けたものはどんどん酸化していくため冷蔵庫で保存し、5日程度で飲み切ることをおすすめします。火入れをしていない生酒や、香りも楽しむ吟醸酒は、風味が損なわれやすいため、冷蔵保存で早めに飲みきってください。

おいしさをキープするため、保存する際に気を付けるべき点とは?

取材協力/酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)